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高脂血症は動脈硬化性疾患(脳梗塞・心筋梗塞など)および急性膵炎の危険因子とされています。総コレステロール(TC)・トリグリセライド(TG)・HDLコレステロール(HDL-C 善玉コレステロール)・LDLコレステロール(LDL-C 悪玉コレステロール)・非HDLコレステロール(non-HDL-C)などの値に基づき診断・治療を行います。
脂質異常症の診断基準(空腹時採血による数値)
LDLコレステロール | 140mg/dl以上 | 高LDLコレステロール血症 |
120~139mg/dl以上 | 境界域高LDLコレステロール血症 | |
HDLコレステロール | 40mg/dl未満 | 低HDLコレステロール血症 |
トリグリセライド | 150mg/dl以上 | 高トリグリセライド血症 |
Non-HDLコレステロール | 170mg/dl以上 | 高non-HDLコレステロール血症 |
150~169mg/dl | 境界域高non-HDLコレステロール血症 |
(日本動脈硬化学会, 動脈硬化性疾患予防ガイドライン2017年版)
治療
検査の異常値があるから直ぐに内服による治療を開始するわけではありません。その他の危険因子(高血圧症・冠動脈疾患・糖尿病・脳梗塞・抹消動脈疾患・喫煙・メタボリックシンドロームなど)がありリスクが高い方に関しては、吹田スコアに基づき治療開始を決定します。基本的には生活改善が中心となります。不必要な内服を避けるよう生活改善に取り組み、定期的な採血をしましょう。